子どもが吐いたときは?家庭でのケアと受診の目安
子どもが急に吐くと、「また吐かないかな」「水分を飲ませて大丈夫?」と心配になりますよね。
まずは吐いた回数だけで判断せず、顔色や反応、水分がとれているか、おしっこが出ているかを見てみましょう。この記事では、家庭でできる基本のケアと、早めに相談したいサインをまとめます。
まず確認したい子どもの様子
吐いた後に少し落ち着いていて、呼びかけへの反応がいつも通りあり、少しずつ水分がとれているなら、様子を見られる場合もあります。
次の点を確認しましょう。
- 顔色や唇の色はいつもと大きく違わないか
- 呼びかけに反応し、目が合うか
- 水分を少しずつ飲めるか
- おしっこの回数や量が極端に減っていないか
- 強い腹痛や頭痛、発熱、下痢などを伴っていないか
乳児は授乳後に少量を吐き戻すこともあります。いつもと違う勢いで何度も吐く、機嫌や飲み方が明らかに違うときは、かかりつけ医へ相談してください。
吐いた直後のおうちケア
まずは横向きにして、落ち着くのを待つ
吐いたものがのどに詰まらないよう、寝かせるときは顔を横に向けます。吐き気が続いている間は無理に食べさせたり、一度にたくさん飲ませたりせず、口の中をすすげる年齢なら水でゆすぎ、楽な姿勢で休ませましょう。
水分は少量ずつ
吐き気が少し落ち着いたら、スプーンなどでひと口ずつ、間隔をあけながら水分を試します。一度にたくさん飲むとまた吐くことがあるため、量を増やすのは吐かずに飲める様子を見てからにしましょう。
経口補水液を使う場合は、子どもの状態に応じて医師や薬剤師に相談し、製品の表示に従ってください。乳児の授乳やミルクをどうするか迷う場合も、小児科へ確認すると安心です。
食事は無理をしない
食べたがらないときは、無理に食べさせなくて大丈夫です。吐き気が落ち着き、水分がとれるようになってから、本人が食べられそうなものを少しずつ試しましょう。
早めに受診・相談したいサイン
次のような様子があれば、早めに医療機関へ相談してください。
- 何度も吐き、水分を飲んでも吐いてしまう
- ぐったりしている、反応が弱い、顔色が悪い
- おしっこが長い時間出ない、口や舌が乾いている
- 吐いたものに血が混じる、または濃い緑色をしている
- 強い腹痛、頭痛、高熱などを伴う
- 頭を打った後に吐いた
- 生後3か月未満で発熱や嘔吐がある
意識がもうろうとしている、呼吸がおかしい、けいれんしているなど、緊急性が高い様子があれば119番を検討してください。夜間や休日に受診するか迷うときは、こども医療電話相談「#8000」も利用できます。
家族への感染を広げないために
胃腸炎など感染症が原因のこともあります。吐いたものを片づけるときは、使い捨て手袋やマスクを使い、汚れた場所を適切に処理しましょう。処理の後は石けんと流水で手を洗い、タオルの共用を避けます。
消毒方法は原因となる病原体や製品によって異なります。自治体や保健所の案内、使用する消毒剤の表示を確認し、異なる洗剤・消毒剤を混ぜないでください。
受診時に伝えると役立つこと
受診や電話相談の前に、わかる範囲で次のことをメモしておくと伝えやすくなります。
- 吐き始めた時刻と回数
- 吐いたものの色や血が混じっているか
- 水分を飲めた量と、おしっこの回数
- 発熱、下痢、腹痛などほかの症状
- 頭を打った、薬や異物を口にした可能性
まとめ
子どもが吐いたときは、落ち着ける姿勢で休ませ、吐き気がおさまってから水分を少量ずつ試します。ぐったりしている、水分がとれない、おしっこが出ないなどのサインがあれば、早めに相談しましょう。
迷ったときに相談することは、心配しすぎではありません。子どもの様子を見ながら、かかりつけの小児科や#8000を頼ってください。
参考にした情報
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の診断や治療に代わるものではありません。子どもの様子に不安がある場合は、医療機関へ相談してください。
