胎動はいつから?どんな感じ?少ない・感じないときの受診目安
胎動を感じ始める時期は一般的に妊娠16〜24週ごろで、初めての妊娠では20週を過ぎてから気づくこともあります。最初はポコポコ、泡がはじけるような小さな動きで、腸の動きと区別しにくいことがあります。
一度感じるようになった胎動がいつもより弱い・少ない・感じない、または普段の動き方と違うときは、数を数えて待たず、かかりつけの産科へすぐ連絡してください。妊娠24週になっても一度も胎動を感じない場合も、医療機関へ相談しましょう。
COTETE POINT
胎動の変化を感じたら、家庭用ドップラーや決まった回数で赤ちゃんの状態を自己判断せず、まず産科へ連絡してください。電話では妊娠週数、最後に胎動を感じた時間、いつもとの違いを伝えると状況を説明しやすくなります。
胎動はいつから?妊娠週数ごとの目安
感じ始める週数や動きの強さには個人差があります。次の表は一般的な目安で、胎動を感じる時期や毎日の回数を判定する基準ではありません。
| 妊娠週数 | 感じ方の目安 |
|---|---|
| 16〜19週ごろ | 胎動に気づき始める人もいます。初産ではまだ分からないことがあります。 |
| 20〜23週ごろ | 初めての妊娠でも、胎動に気づく人が増えてきます。 |
| 24週ごろ | それまで一度も胎動を感じていない場合は、次の健診を待たずに医療機関へ相談します。 |
妊娠が進むと、蹴る・押すなど動きの種類が変わることがあります。一方、妊娠後期だから胎動が少なくなる、ということではありません。胎動が確立した後にいつもより弱い・少ない・感じないときは、週数を問わず産科へ連絡してください。
胎動はどんな感じ?最初に感じやすい感覚
最初の胎動は、とても小さくかすかな感覚です。よく表現されるのは次のような感覚です。
- ポコポコ、ぷくぷくと泡がはじけるような感じ
- お腹の中で魚が泳いでいるような、ひらひらした感じ
- ぴくっ、ぴくっと小さく跳ねる感じ
- 腸が動いたような、ぐるっとした感じ
最初は腸の動きやガスと区別しにくく、「今のが胎動?」と迷うことがあります。妊娠が進むにつれて、蹴る、押す、ぐるんと回るなど、動きの感じ方も変わっていきます。
胎動が弱い・いつもより少ないと感じるとき
赤ちゃんには活動と睡眠の時間があり、胎動を感じるタイミングや強さは一日の中でも変わります。ただし、「睡眠中かもしれない」と考えて長く待つ必要はありません。普段より明らかに弱い、少ない、動き方が違うと感じた時点で、かかりつけの産科へ連絡してください。
胎動が弱いと感じるとき
動きの強さがいつもと違う、押すような動きが弱くなったなど、普段のパターンから変化を感じたら相談してください。胎動の強さを自分で測ったり、ほかの妊婦さんと比べたりする必要はありません。
胎動がいつもより少ないとき
普段よく動く時間に動きが少ない、動きの回数や頻度が明らかに減ったと感じるときは、次の健診や翌日まで待たずに連絡しましょう。家事や仕事で気づきにくかった可能性があっても、不安が残る場合はそのまま医療機関へ相談してください。
胎動を感じないとき
これまで感じていた胎動が感じられなくなったときは、時間帯や回数を数えて様子を見ず、すぐに産科へ電話してください。夜間・休日も、受診先の時間外連絡先へ相談します。
妊娠24週になっても一度も胎動を感じていない場合も、次回健診を待たずに担当医や助産師へ連絡してください。胎動の感じ始める時期には個人差がありますが、週数と状況に応じた確認を医療機関で受けられます。
電話で伝えること
連絡時には、分かる範囲で次の内容を伝えると説明しやすくなります。準備に時間をかけず、まず電話してください。
- 妊娠週数
- 最後に胎動を感じた時刻
- いつもと比べて、弱い・少ない・感じないなど、どのように変わったか
- 出血、腹痛、張り、破水のような水っぽい液体など、ほかの症状
医療機関では、妊娠週数や症状に応じて赤ちゃんの心拍や状態を確認します。出血、腹痛、強い張り、破水の疑いなどを伴う場合は、その症状も必ず伝えてください。胎動の変化とともにお腹の張りがある場合や、陣痛・破水のサインが気になる場合も、産科へ連絡しましょう。
胎動カウントは必要?
妊婦さん全員に共通する「正常な胎動の回数」はありません。毎日決まった回数を数える方法が案内されるかは、医療機関によって異なります。担当医や助産師から数え方を教わった場合はその指示に従いましょう。
カウントの途中でいつもと違うと感じたときは、決めた数に達するまで待たずに産科へ連絡してください。胎動カウントは、胎動の変化があるときに受診を遅らせるための確認方法ではありません。
よくある質問
Q. 胎動が強い日は問題ないの?
強く感じる日があることだけで、赤ちゃんの状態を判断することはできません。急な変化や、いつもより弱い・少ないと感じることがあれば産科へ相談してください。
Q. 胎動を感じ始めたばかりで、日によって違うのは?
感じ始めた頃は動きが小さく、毎日同じようには感じないことがあります。妊娠24週になっても一度も胎動を感じない場合や、不安がある場合は担当の医療機関へ相談してください。
Q. 胎動カウントは必ずしないといけない?
全員に共通する回数の基準はなく、数え方の案内は医療機関によって異なります。医師・助産師から指示がある場合は従い、胎動が弱い・少ない・感じないときは、数え終わるのを待たずに連絡してください。
Q. 家庭用ドップラーで心音が聞こえれば大丈夫?
家庭用ドップラーやアプリだけでは、赤ちゃんの健康状態を確認できません。心音らしい音が聞こえても、胎動が少ない・感じない場合は産科へ連絡してください。
Q. 冷たい飲み物や食べ物で胎動を促してもよい?
飲食物などで胎動を促して、赤ちゃんの状態を自己判断することはできません。動きに変化を感じているときは試して待たず、産科へ連絡してください。
まとめ
胎動を感じ始める目安は妊娠16〜24週ごろで、初産では20週を過ぎることもあります。胎動が弱い・少ない・感じないなど普段との違いがあるときは、数を数えて待つのではなく産科へ連絡してください。
- 胎動は妊娠16〜24週ごろに感じ始め、時期や感じ方には個人差がある
- 最初はポコポコ、泡がはじけるようなかすかな感覚で、腸の動きと区別しにくい
- 妊娠24週になっても胎動を一度も感じない場合は産科へ相談する
- 胎動カウントの方法は医療機関の案内に従い、変化があれば数え終わるのを待たず連絡する
- 弱い・少ない・感じない・パターンが違う場合は、翌日まで待たず産科へ連絡する
- 家庭用ドップラーや決まった回数だけで自己判断しない
不安な気持ちは、がまんしなくて大丈夫です。胎動について迷ったときは、かかりつけの産科へ相談してください。
参考にした情報
- 日本産婦人科医会「胎動が多いか少ないかわからないです」
- NHS「Your baby’s movements」
- NHS「Pregnancy symptoms you need to get help for」
※この記事は一般的な情報をまとめたもので、個別の診断や治療に代わるものではありません。胎動がいつもより少ない、感じない、動き方が変わったと感じた場合は、かかりつけの産科へ連絡してください。
